介護タクシー開業よくある質問

下記のご質問をよく頂いています。ご参考下さい。

Q、自宅でも開業できる?

A、自宅でも、要件が合えば開業出来ます。

居住スペースと、事務所スペースを区切るなど工夫をすれば可能です。
居住地域、自宅建物の調査等必要です。ご相談下さい。

自宅兼事務所について、詳しくはコチラ!

Q、軽自動車でも開業出来る?

A、介護タクシーは軽自動車で開業が出来ます。

尚、一般タクシーは電気自動車などの一部除き、軽自動車での開業は不可能です。
介護タクシーに限っての要件緩和となります。

軽自動車での開業について、詳しくはコチラ!

Q、一人で開業できる?

A、東北・関東・九州・北陸では一人で開業可、それ以外の地域では最低人数が二人となります。

近畿、北陸、中国、四国、中部については「運転者」と「運行管理者」が兼任出来ないので、最低二人居ないと営業許可が下りません。

同一事業所の従業員が運行管理者を兼任、個人開業の場合奥さんに担当してもらう等の手段があります。

介護タクシー開業最低人数について、詳しくはコチラ!

Q、大阪で開業したいけどどこで許可を取るの?

A、近畿二府四県は「近畿運輸局」に申請します。

大阪及び、近畿二府四県で介護タクシーを始めたい場合は、近畿運輸局へ開業申請をします。最寄りの運輸支局の輸送部門に申請します。

大阪の場合は寝屋川にある大阪運輸支局の輸送部門に申請して下さい。

Q、介護保険は適用できる?

A、介護タクシーのみの開業許可では、介護保険適用タクシーには出来ません。

介護保険事業所の指定と介護タクシーの運送業許可を両方持っている必要があります。

その場合、運賃には介護保険は適用出来ませんが、乗降時の基本介護料に「通院等乗降介助」を適用出来ます。※通院をケアプランに含む場合に限ります。

介護タクシーと訪問介護の相乗効果について詳しくはコチラ!

Q、開業の補助金、助成金はある?

A、下記のような補助金を募集している場合があります。

時期にもよりますが主に

  • 福祉車両調達時の補助金
  • 異業種進出(介護事業から運送業へ等)の為の補助金
  • 販路開拓の為の補助金

等を募集している場合があります。募集期間中の場合はご案内します。

Q、創業融資はある?

A、政策金融公庫、各種金融機関、自治体等でも行っている所があります。

融資は創業時の方が有利です。
事業計画等の作成が必要です、是非ご相談下さい。

また、金融機関の融資は許可証を貰った後の着金になるものがほとんどですので、許可申請中の残高証明2回は自力で乗り切って頂く必要があります。

ある程度自己資金をもっておきながら、許可後に融資を受けて実際の開業費はそれで賄うというやり方がお勧めです。

Q、介護タクシー開業にはどれくらいの予算が必要?

A、自動車代+150万を目安にして下さい。

介護タクシーは開業時に、貯金の残高が

  • 開業から1年間に必要な経費の半分
  • 開業から2ヶ月の間に必要な経費(初期費用)の全額

が許可の要件になっています。

車をリースにする、自宅開業にする等開業の形によって初期費用は減らすことが出来ます。

開業に必要な資金について、詳しくはコチラ!

Q、許可までの期間は?

A、申請書の提出から3ヶ月を見ておいて下さい。

運輸局には「処理期間」があり、審査には必ず3ヶ月前後かかります。

車庫や営業所等の施設は賃貸借契約書が必要であり、場合によっては空家賃がかかる場合がありますので、契約の開始期間等にご注意下さい。

介護タクシーの必要準備期間、許可待ち時間について詳しくはコチラ!

Q、任意保険ってどれくらいのものに入ればいいの?

A、対人8000万、対物200万以上の保証のある保険にはいる必要があります。

介護タクシーの営業許可の要件として、上記以上の保証の任意保険に入らなければなりません。

ほとんどの事業者様は対人対物無制限の物に入られています。年間支払保険料10万程度が多いようです。

介護タクシー事業車が加入する保険について、詳しくはコチラ!

Q、運転以外の時の事故の保険はある?

A、介護事業者や介護タクシー事業者用の「賠償責任保険」を扱っている業者が何社かあります。

運転時以外に利用者様を転倒させ怪我をさせた、車いすを押している時にぶつけて物を壊した等の保険については任意保険ではカバーが出来ませんが、別の保険に加入できます。

事故がそもそも少ないらしく、支払保険料もかなり安くなっています。

Q、年齢制限はある?

A、介護タクシー年齢制限はありません、お幾つの方でも営業許可を取る事が出来ます。

尚、介護タクシーでない一人一車個人タクシーについては、65歳以上だと許可申請が出来ず、75歳で定年となります。

介護タクシーを定年後のセカンドライフとして取り組まれている方も少なくありません。

Q、介護タクシーの営業車をプライベートに使用していいの?

A、使わないで下さいというのが運輸局からの回答です。

緑ナンバーの車については、基本的に旅客の運送以外の事に使っていはいけません。

ただ、明確に書かれている法的根拠が無いので運輸局からの行政指導レベルでのお達し可と思います。恐らくトラブルが多いのかと思います。

今後法改正が入り私用営業用の使い分け厳格化がなくもないので、なるべく自家用車と営業車は分けることをお勧めします。

営業車のプライベート使用について詳しくはコチラ

Q、二種免許保持者一人雇って売上ペイ出来る?

A、日々の病院送迎、月22日、1日2往復を埋めることが出来ればペイ出来ます。

二種免許保持者は現在25万前後で募集が出ています。介護タクシー事業が軌道に乗るまでは、タクシー業務以外の社内業務も兼務してもらいます。

そうこうしながら介護タクシー同業者の仕事を頂きつつ、自分で取れる仕事も増やすと、朝の病院送迎スケジュールは埋まっていきます。

1往復単価は平均12000円程度と言われていますので、これを病院開院日月22日として、2往復すると月商50万が見えてきます。

介護タクシー、一人雇用収支シミュレーションについてはコチラ!

Q、AI使って許可って取れる?

A、chatGPTについては2024年現在、日本の法律や制度を完全に理解するにはまだ至っていないようです。

試しに上記の質問をchatGPTにぶつけております。結果については下記のリンクからご覧下さい。まだAIは過渡期なので、正確なものとは言えないというのが感想です。

介護タクシーのよくある質問をchatGPTにぶつけてみた

Q、介護タクシーの料金設定の相場は?

A、上限運賃を適用している事業者様が多数派のようです。

介護タクシーは各地の「自動認可運賃」の何パターンの中から選んで運賃認可をもらうのですが、一番高い料金で認可を貰っている事業者様が多いです。

自動認可運賃については下記の記事をご覧下さい。

介護タクシーの運賃について詳しくはコチラ

Q、介護タクシーは家族も同乗できるの?

A、自費で乗車するタイプの介護タクシーは、ご家族の方も同乗が可能です。

介護保険適用のタクシーの場合はご家族の方は同乗できません。

現存する介護タクシーの8割以上は介護保険外の自費で走るタクシーになります。つまりほとんどのタクシーにご家族や付き添いの方の同乗が可能です。

介護タクシーご家族同乗・付き添いのルール詳しくはコチラ

Q、介護タクシー開業に介護の資格って必要?

A、状況によっては必須、状況によっては努力目標になります。

福祉自動車で始める場合は介護資格は努力目標です。セダン型乗用車(非福祉自動車)で始める場合は必須資格になります。

おそらく殆どの事業者様が福祉自動車で始めることを想定していると思います。

なお、どのような開業形態でも二種免許は絶対に必要です。

介護タクシー許可に必要な資格一覧はコチラ

Q、介護タクシーは個人で始められる?会社作ったほうが良い?

A、介護タクシーは個人事業ではじめられます。会社を絶対に作らなくてはならないというわけではありません。

なお、訪問介護などの介護保険事業となると法人でないと出来ません。

将来売上1,000万以上の売上を上げたい等の場合は最初から会社でもいいかもしれません。

介護タクシーは個人でも始められる?詳しくはコチラ

介護タクシーと福祉タクシーってどう違うの?

ほぼ呼び方の違いかと思います。

地域によっても呼び方が変わりる場合があります、サービス知名度がまだ低いので、人によって違う呼び方をする場合もありますが、大体下記が多いかなと思います。

介護タクシー:すべての福祉車両タクシーの総称
福祉タクシー:介護タクシーのうち自費で走る物
介護保険タクシー:介護タクシーのうち介護保険で走る物

介護タクシーと福祉タクシーの違い詳しくはコチラ

その他の質問

その他、上記にないご質問等有りましたら下記のメールフォーム、お電話、LINE等でお気軽にお問い合わせ下さい。

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