介護タクシーvs一般タクシー、メリット・デメリット徹底比較

初めて利用されたお客様で、割と仰る「こんなに高いとは思わなかった」という話です。

介護タクシーの料金システムは運賃+基本介護+機材レンタル料になっている事が多いです。

介護タクシーの運賃は、一般タクシーと同じです「○○キロ走ったら○○円」というのは決まっています。

最近は車いす乗車が可能なタクシーも増えているので、一般タクシーに車いす乗せてもらえば?という考えになるのですが、これはこれで限界があります。

では、一般タクシーのサービスの限界はどこで、介護タクシーはどこが便利なのでしょうか。大阪で介護タクシー開業運営を専門としている行政書士が徹底解説します。

この記事を最後まで読むと、一般タクシーのサービスの限界と、それ以上のサービスが可能な介護タクシーのサービスを知ることが出来ます。

介護タクシーの運賃

この距離制運賃の部分については、介護タクシーも一般タクシーと全く同じと考えて下さい。

★自動認可運賃

・事業者の申請に基づき、個々の事業者ごとに認可する仕組み。
・特定地域・準特定地域以外の地域に適用
・運賃ブロック(全国98ブロック)毎に自動認可運賃を設定。
・自動認可運賃は、個別事業者の審査を省略したとしても、道路運送法に定める運賃の認可基準と適合すると合理的に推認しうるものとして、上限と下限の幅を予め設定している。
・自動認可運賃内の申請が出されれば、個別審査をせずに自動的に認可される。

★下限割れの運賃扱い

・幅の下限を下回る運賃は、厳格な審査を個別に実施。
・認可にあたっては、一年の期限が設定される等の条件が付される。

国土交通省資料「タクシーの運賃制度について」より抜粋

詰まる所、タクシーの安値競争が起こらないために「この運賃なら自動的に認可するで」という運賃を決めています。これは介護タクシーもタクシーも共通になります。

介護タクシーはそこに加え、乗降介助料金や車いすなどの機材レンタル料金なんかが加算されます。

故に普通のタクシーよりどうあっても高くなってしまいます。

では普通のタクシー使えと言う話になりますが、介護タクシーでないタクシーは法整備が進んでおらず、出来ない事、許されていないことが結構あります。

一般タクシーの特徴

○運賃だけで良い、介護タクシーより安い
○道で見かけて、手を上げて拾える
✕車椅子を乗降する設備がない
 (最近あるものも増えてきている)
✕運転手が必ずしも介護の知識があるとは限らない。
 (介護タクシーの場合、乗降介助技術の習得の努力義務がある)
✕他の乗客との差別的扱いが許されていない。
 (特別サービスを行い、特別料金を取ることを許されていない)
✕何か事故が起こった時、責任が取れない
 (乗降介助が許されていないので、乗降中に怪我などがあっても責任が取れない)

つまりは諸々のルールから、一般タクシーは乗降を手伝うことができません。

第九条の三 一般乗用旅客自動車運送事業の運賃及び料金
一般乗用旅客自動車運送事業を経営する者は、旅客の運賃及び料金を定め、国土交通大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも同様とする。
(中略)
二 特定の旅客に対し不当な差別的取扱いをするものでないこと。

道路運送法より抜粋

上記のようになるので、最近ユニバーサルデザインタクシー(以下UDタクシー)のような車椅子を乗せられる一般タクシーが増えてきているものの、若干使い勝手が悪い物になってしまいます。

UDタクシーの法律上の立場は、すごく極端に言うと「乗せるスペースと設備はあるけど、乗せるのは自分でやってくれ」という事になってしまいます。

UDタクシーを使うのであれば、厳密にはだれか介助する人を付き添いに乗ってもらわないとダメということです。

車いすの乗車の為の車内の座席の組み換え、乗降に一般の乗客より時間がかかり、加えて特別料金の収受が禁止されているので、歩合で働いてるタクシードライバーさんからはメリットがなく、場合によっては乗車拒否を引き起こしているという話も聞こえてきたりします。

なるべく早い法整備を望みたいものです。

UDタクシーとは

UDタクシーとは下記のようなものになります。

セダン型タクシー
UDタクシー

通常思い浮かべるタクシーは、画像上のセダン型ですが、最近画像下のバン型のタクシーもよく見かけるようになってきました。

画像下の物がUDタクシーとなります。体の不自由な方が車いすのまま乗車できるため、天井が高く、車内のスペースが広く、サイドドアは引き戸でスロープが設置できる車になります。

UDタクシーは、介護でない一般タクシー会社が、セダン型の代わりに置き換える形で増えています。

UDタクシーは、介護タクシーと一般タクシーの中間くらいの存在で、車いすも乗せられますが、座席もついていますので、健常者も普通通り乗ることが出来ます。

街を走っていますので、手を上げて拾うことも出来ます。

基本的に一般のタクシーなので、運賃以外の料金が発生しません。

介護タクシーの特徴

一般タクシーのデメリットを裏返すと、全て介護タクシーのメリットとなります。

○車椅子、ストレッチャーを乗降させる設備がほぼついている。
 (または、乗降介助が可能な技術を持っている人が必ず乗っている)
○運転手が介護の知識を高い確率で持っている。
 (一部努力義務となっているが、義務化はされている)
○サービスの形態が柔軟
 (特別サービス(乗降介助)を行なって、特別料金を取ることが許されている)
○乗降介助がサービスの範囲内になる
 (何か事故があった場合、責任を持ってくれる、乗客が保護される)
✕完全予約制につき、道で拾えない。
✕介助のための料金が発生する。

何かあった時に利用者が保護される

一般タクシーはそもそも介助をしてはいけないので、交通事故でない乗降中の自己については、何かあった時、賠償は請求出来るのでしょうが、スムーズに行かない可能性も出てきます。

翻って介護タクシーは、介助がサービスに含まれており、事業者目線でいうと介助中の事故を保証してくれる保険等にも加入できます。詳しくは下記の記事をご覧ください。

介護タクシーの事業者が入る保険のリストアップ

介護タクシー事業者側としても利用者側としても、運転以外のタイミングで事故があっても保険が下りるので、この辺りの事はスムーズに行なえます。

介護タクシーの基本介助料金の相場は大体1,000円程度の事業者様が多いですが、この辺りを加味しての1,000円であれば、納得の価格ではないでしょうか。

介護タクシーを始めてみたいけどよくわからない時は

介護タクシーは、介助料金をいただく代わりに、介助中に起きた事故についても責任を持ちます。利用者、事業者両方に保護されています。

  • 運賃はタクシーと同じ?
  • 介助料金ってどれくらい貰えばいい?
  • 車いすやストレッチャーを貸してもいい?

等など、気になることがあればご相談下さい。専門の行政書士が直接対応させていただきます。下記メールフォーム、LINE、お電話等でおきがるに!

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まとめ

  • 介護タクシーは普通のタクシーより料金は高い!
  • 乗降介助、車から離れた介助にも対応してくれる!
  • 一般タクシーは介助をサービスに入れることが出来ない!
  • 事故が有った時は、介助がサービスに入っている介護タクシーの方が利用者が保護される!

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この記事は行政書士が執筆しています

当記事は、役所の手続きの専門家で、介護タクシーの開業運営の専門家でもある行政書士・高橋健治が執筆を行っております。

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