大阪公共交通機関のバリアフリー度を確認

介護タクシー(福祉タクシー)を営業するにあたって競合のチェックは重要です、周辺の介護タクシー業者もそうですが、最も重要なのが

  • 地域の交通網
  • 交通機関のバリアフリー導入状況

この二点になります。

電車やバスがなければ当然タクシー需要が高まります。ただ、電車やバスが充実していても、車いすで乗車が困難であればタクシー需要になります。

当記事では、介護タクシー(福祉タクシー)専門の行政書士が、競合となる公共交通機関のどの辺をチェックすればいいかを徹底解説します。

この記事を最後まで読むと、どの地域に需要があり、どの地域にPRをすればよいかがわかります。

介護タクシーと電車はあまり競合にならない

介護タクシーと言えば一番使われるのが、地元病院への通院です。

介護施設へ通うには大概施設の送迎車が来てくれます、病院は救急でない限り来てくれません。

行き先が地元病院になりますので、電車で行く事はありません。地元病院で、遠くの病院へ行ってくれと言われた時くらいになると思います。

地元のバス網が重要

地元病院に行く公共交通手段は大概バスになります。

バスは大概「○○総合病院」のような行き先があったり、ルートに入っていたりします。

バスが充実しており、車いすで乗車が気軽に出来れば介護タクシーの需要は減ってしまうという事です。

では地元のバス網のどういった部分をチェックすれば良いでしょうか。

チェック1:地元バス業者の路線

地元バスの下記の部分をチェックしてみて下さい。

  • 本数(1時間に何本)
  • 乗り継ぎ(病院まで乗り換えしないといけない地域)

特に路線については、総合病院からの線が途切れている所より先の地域が需要地域になる可能性が高いです。本数が少ない等もチェックポイントです。

チェック2:地元バス業者のバリアフリー導入状況

介護タクシーを一年以上運営されている方は提出の経験があると思いますが、下記の書面が公開されています。

移動円滑化実績等報告書(福祉タクシー車両)

これは、路線バスの会社も毎年同じ物を提出しており、大阪府下については全社2022年度の物がHP上に公開されています。

因みに大阪府下の路線バス事業者のバリアフリー導入状況は下記のようになります。

大阪シティバス
(大阪市内)
560両がノンステップバス、ステップがあるバスは残1両。
次回買い替え時にノンステップバスになる。
京阪バス
(大阪北東部)
ノンステップバス345両
ワンステップバス157両
次年度買い替え予定の50台をノンステップにする予定。
阪急バス
(大阪北部)
2019時点でノンステップバス68.5%(運行困難な地域のみ例外あり)
残は全てワンステップ。
スロープなどで乗降サービスあり
阪神バス
(大阪北西部)
ノンステップ150両
ワンステップ98両
近鉄バス
(大阪南東部)
ノンステップ車 152両
ワンステップ車 87両
うちスロープ板装備車 242両
うちリフト装備車 9両
南海バス
(大阪南部)
2021年時点で全車両うち42.3%がノンステップバス
2022年更新時に置き換え、22両ほど増車予定45.8%を目指す予定

これを大雑把に捉えると

買い替え時に徐々にバリアフリー化を進めており、大体のバス会社が半数以上をノンステップ化出来ているが道半ば

という所になります。

補足:バスの種類

バスには下記の三種類があると考えて下さい。

ツーステップバス従来のバス、乗車から客席まで2段上がる。
バリアフリーには適していない。
ワンステップバス一応バリアフリー用、低床バスとして分類される。
乗車から客席まで1段、スロープを設置し、付添の方が居れば乗車可能。
構造上、スロープがどうしても坂になる。
ノンステップバス乗車から席まで段差がまったくなく、スロープで乗車時もほぼほぼ水平で、楽に乗り降りできる。
今後、どこのバス会社も新設車両はこれになる。

今はツーステップバスは殆ど見られず、ワンステップバスでも大概乗務員の方が助けてくれたりします。

現在バス会社としては、新規導入についてはもっぱらノンステップバスで予定されているようです。

バスはまだ完全に車いすに対応出来ていない

結論言いますと、大阪市以外の郊外の地域では、バリアフリー完全対応のバスは約2/3程度ということです。

ということは、車いすでバス停で待っていても、1/3の確率で乗れない、乗るのが困難なバスが来る可能性があるということです。

バスに乗ろうとすると、事前にバス会社に問い合わせて車種を確認するなどしなければならず、大変面倒です。

前述しましたが、特にこれで「途中乗り換えしないと病院へたどり着かない」等の地域だと、困難が2倍になります。

つまり、大阪シティエリア以外の郊外ベッドタウンの地域については、まだまだバスは介護タクシーの競合としては未成熟と言った所です。しばらくはこの状況が続きます。

地元のバス網を確認する

前述しましたが、総合病院の停留所から出ている線が途切れている所が需要地域です。

  • 病院まで一本で行けない
  • 一本で行けるが、本数が少ない(一時間に一本未満)

車いすの方にとって乗降が一回増えるという事はかなり高いハードルになります。

なので、病院を中心に一本で行けない地域、または行けても本数が著しく少ない地域についてPRをすれば、需要のある顧客を掘り起こせる可能性が高いです。

その地域にある介護施設、ケアマネさん等を当たってみれば喜ばれるかもしれません。

ストレッチャーについてはバスと需要が被らない

ストレッチャー需要については、バスが競合になりません。当然ながらストレッチャーはバスに乗せることが出来ないので、別の需要になります。

軽自動車では難しいですが、ミニバンやハイエースであればストレッチャーを乗せることが出来ます。

ストレッチャーを扱うと、機材レンタル料で利益率も上がります。

まとめ

開業前に地元交通網をチェックしておくと、営業や提案がしやすく、交通網が足りていないお客様にピンポイントに提案出来てスムーズなのではないでしょうか。

他、地元コミュニティバス等の事情もあれば、加味する必要もあります。

勿論介護タクシーには介護タクシーの強みがありますので、完全に別の運送業態に持っていかれる事はありませんが、知っておくことで効率的な展開が可能になるのではないでしょうか。

  • 地元交通網をチェックする
  • 特にバスの路線、本数、バリアフリー度をチェックする
  • 可能であればストレッチャーの導入を検討する

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