介護タクシー利用者獲得、営業先10選

未だに弊所には「介護タクシー 廃業率」で多く検索がされてきます。弊所はどちらかというと開業に関する事を書いているので、廃業については避ける方法を提示していきたいと思います。

廃業するためにはどうすれば良いかというと、営業をすることです。

  • どこにお客さんがいるの
  • どこに営業をすればお客さんの目につくの

などの疑問が湧いてくるとおもいます。

行政書士オフィスたかはしでは、過去の弊所の経験より、介護タクシー事業者様がどこに営業をかけ、どうお客様から依頼を受けているかの情報を共有しています。

この記事を最後まで読むと、介護タクシー(福祉タクシー)の乗客を増やすための営業先がわかります。

介護タクシーの乗客の定義

まず介護タクシーは道端で手を上げている乗客を拾えません。必ず営業所に電話して予約を取ってもらう必要があります。

介護タクシーに乗せられる乗客は主に

  • 要支援者
  • 要介護者
  • 障がい者
  • その他公共交通機関の利用が難しい方

になります。

乗客が限られていますが、逆に言うと「不特定多数に広告を打つ必要が無い」ということです。広告費が嵩みません。

これらに当てはまる人が目にする所に広告をすれば良いという事です。

介護タクシーの主要営業先10選

ではこれらの人に目につくには何処に広告をすればいいか。2つのアプローチ方法があります。

  1. 乗客に直接広告する
  2. 乗客を紹介してくれる業者に広告する

この2つが考えられ、現状2の方で仕事が来る展開が多いです。

なので、上記の乗客がよく利用する施設に紹介狙いで営業をするのが現状近道と言えます。

というわけで、弊所が比較的よく聞く介護タクシーの受注先を10紹介したいと思います。

ケアマネージャー

介護保険を利用しない介護タクシーでも、ケアマネさんは要介護者とのルートを沢山持っています。

介護保険外の私的なお出かけや移動の場合には、名前を知って貰っていると紹介が期待出来ます。

利用者さんから要望があった時に紹介してくれます。

病院

介護タクシーの行き先ナンバーワンが病院なので、病院に営業をかけるのも手です。

置きチラシをさせてもらい、利用者に直接アプローチ出来る他、救急車の帰りタクシーとして紹介をしてもらう、転院に使ってもらう等のアプローチも考えられます。

尚、公立病院と私立病院では決まりが違い、公立病院だとあまり私的な広告はさせてもらえないという所もあるそうです。

介護施設

施設利用者が外出をしたい時などに紹介をしてもらう等のアプローチが可能です。

当然ながら施設から病院に通う利用者も出ます、白ナンバーの施設送迎車は、施設~自宅までの送迎のみ許されており、施設~病院への送迎は出来ません。無許可運送になります。

なので、送迎車が充実している介護施設でも、白ナンバーしか置いていない場合は外部の緑ナンバー介護タクシー事業者を必要としているはずです。

ヘルパーステーション

訪問介護士さんが複数人所属し、その介護士さんが毎日複数の利用者さん宅へ訪問しています。

一つのヘルパーステーションで何十人~100人近くの利用者のルートがあります。

移動したい等の需要があった場合に紹介をしてもらう事をアプローチ出来ます。

宅食業者

宅食の利用者は大概外出の出来ない高齢者等になります。

利用者の自宅に毎日伺い、場合によっては利用者宅に上がり込んで配膳も行う事があるので、利用者様の外出需要が出た場合に、紹介をしてもらう事をアプローチ出来ます。

障害者施設

介護タクシーという名前で忘れがちですが、障がい者も需要範囲です。

障がい者のヘルパーステーション(居宅介護事業)や、通所施設、入所施設もあり、ケアマネにあたる人(支援相談員)も居ます。

介護事業と枠組みがほぼほぼ同じなので、同じ方法でのアプローチが可能です。

人工透析を行っている病院

病院でも特に、人工透析を行っている病院については、他の病院より厚いアプローチをしたい所です。

人工透析を定期的に行っている患者は、障がい者に認定されますので、介護タクシーが利用出来ます。

さらには定期的に通うので、透析患者を何人か乗客に出来ると、リピーターになり、売上が安定すると言われています。

これから透析を始めるという人に、セットで紹介をしてもらうというアプローチが可能です。

整骨院・マッサージ店

体が不自由は病院の他に、定期的に接骨院やマッサージ店に通う場合が多々あります。

ここに介護タクシーを利用してもらえるようにアプローチをすることが可能です。

院側としても、患者の足になってくれる業者はありがたいはずです。

介護タクシー同業者

介護タクシーは未だに事業者の数が足りていません。加えて個人事業、小規模企業の方が多く、断れば仕事が来なくなると考える方が多いので、断りたくないと誰もが思っています。

増車するほど資金や人員が居ない場合や、瞬間風速的に依頼が重なった場合などは、同業者に頼らざるを得なくなるのが現状です。

同業者に対し、開業の挨拶をしておけば、何かあった時に振ってくれ、こちらからも回しきれない仕事を今後振る事が出来ます。

この場合、周囲のタクシー業者と料金形態を大きく開かない形態にしておくことがコツだと言われています。

同業者が運営している配車センターなど

地元介護タクシー業者で仕事を振りあっているうちに、配車センター的な役割をする人が出てくる例があります。

さらには本当に人を雇って配車センターが出来たりもします。

地元の場合は開業後、そういった所に挨拶をしておく、必要なら加入を検討するのもいいかもしれません。

介護タクシーは対応配車アプリ等も無く、配車センターの規模も地域でまちまちです。まずは挨拶に行ってみるのもいいかもしれません。

番外:旅行需要

営業先ではないですが、介護タクシーも時間貸しが可能です。

地元に観光名所がある場合は、HP等に掲げて遠方からの旅行需要を掴む事も検討されては如何でしょうか。

1日8時間拘束として数万で設定している業者様が多いです。

まとめ

というわけで、介護タクシーの営業先については私が知る限りこれだけの例があります。

営業は、やらないと0%ですが、やれば1%以上の可能性で仕事が来ます。

「知ってるから頼んだ」「なんか感じ良さそうだったから頼んだ」多分これだけの事になるので、まずは知ってもらう所から初めて見るといいかもしれません。

打てる手はなるべく打って、廃業を避けるようにして行きたいです。

まずは基礎売上である病院の送迎、午前午後2往復を埋める事を目指せば、廃業はかなり遠のくと思います。

他事業者様がどのようにしていたか等の情報共有は惜しみなく行っていきますので、是非ご相談下さい。

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今回は売上面の記事でしたが、前回経費面の記事も書いております。宜しくご参照下さい。

介護タクシーの収支シミュレーション│法人編
介護タクシーの収支シミュレーション│個人事業主編

  • 介護タクシーの営業先はかなり多岐にわたる
  • 利用者直接の他、利用者を紹介してくれる業者も有効
  • 需要逼迫ため、同業者からも仕事がくる

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