車庫証明を取った、さあ次は車検だ。通常の流れではこうなるのですが
「車庫証明取ったのだいぶ前ですね、新しいの取ってきてもらえますか」
と言われる事があります。
実は車庫証明の期限は30日~40日で設定されていることが多いです。
車購入の際に少しトラブル等があると1ヶ月はすぐ過ぎてしまいます。
期限が切れた場合、車庫証明は再度取れるのでしょうか。どういう手続になるのでしょうか。専門の行政書士が解説します。
この記事を最後まで読むと、車庫証明やステッカーを再発行しなければいけない時は、再交付の方法がわかります。
車庫証明の有効期限は30日~40日
自治体によって変わりますが、基本的には30日~40日です。
大抵の場合、車庫証明申請書に書いてありますので確認してみてください。
引っ越しをせず、家から2km以内で車庫だけ変えるような場合であれば、車庫証明の後に手続がないので、有効期限を気にする必要はありません。
車庫証明の有効期限が切れたら再交付が必要
車庫証明の有効期限が切れた場合、再交付手続きが必要です。
再交付手続きとは言いながら、簡略化される事はありません。
交付申請の時と同じ書類で同じ手数料がかかります、申請書に「再」がつくだけになります。
再交付の時は必ず「再」でやらないと車が重なってしまいます。
車庫証明を紛失したら再交付が必要
有効期限が切れた時と同じく、紛失した場合でも再交付が必要です。
申請の時と同じく、同じ手数料、同じ書類、同じ期間待たされます。
「交付が出来ない」という事はないので、なくした場合は再交付してもらいましょう。
保管場所標章(車庫証明ステッカー)を紛失したら再交付が出来る
車庫証明ステッカーを無くした時も、手続きすれば再交付が受けられます。
保管場所標章(車庫証明ステッカー)については、必ず車に貼っておく義務があります。
第6条2項
(前略)保管場所標章の交付を受けた者は、国家公安委員会規則で定めるところにより、当該自動車に保管場所標章を表示しなければならない。
自動車の保管場所の確保等に関する法律より抜粋
保管場所標章(車庫証明ステッカー)の再交付手続き
車庫証明と違い、保管場所標章だけの再交付であれば手続きは簡略化されます。
必要書類は下記の通りです。
- 保管場所再交付申請書
- 保管場所番号通知書
- 車検証
1は必ず、2と3はどちらかがあればOKです。
- 手数料:500円(大阪)
- 納期 :即日~数日
手数料は大阪では500円、それ以外の自治体でも500円~550円程度です。
納期は即日発行してくれる所もあれば、何日か待たなければならない所もあります。急ぐ場合は事前に警察交通課に連絡しましょう。
保管場所標章は、貼り付け義務はありますが罰則がないという事で貼らない人も多いですが、弊所では必ず貼ることを推奨しています。
デザインが今ひとつという声もありますが、何かあった時に義務を果たしていないと警察からのお小言が増えます。貼って悪い事はありません。
車庫証明が期限切れした場合の再発行方法
車庫証明の再交付手続きは、交付手続きの時と全く同じです。
- 自動車保管場所証明申請書
- 保管場所標章交付申請書
- 保管場所の所在図・配置図
- 使用の本拠が確認できる書類(運転免許の写し等)
- 委任状(自分で行う場合は必要なし)
- 自分の土地の場合:自認書
- 借りている場合:保管場所使用承諾書
車庫が決まったら書ける書類ですが、賃貸の場合の「使用承諾書」については、不動産屋さんや大家さんに頼むことになるので、少々時間が必要になります。
普通車の車庫証明の書き方、記入例はコチラ!
軽自動車の車庫証明の書き方、記入例はコチラ!
つまり、同じ書類をもう一度集め直さないといけないので面倒です。大家さんからの書類を取り直すのはかなり面倒ですが、必ずやらなければなりません。
大阪で車庫証明再交付の為の費用
大阪で車庫証明の再交付を受ける場合は
証紙代:2,200円
標章代:500円
合計 :2,700円
上記の費用がかかります。
標章とは「保管場所標章」と言って、保管場所の場所を示したステッカーです。これを自動車に貼ります。
自分で申請する場合は上記のみです。平日の昼に警察に2回も行けない!引越し先の警察が遠い!という事であれば代行することも可能です。
弊所に代行いただく場合は
書類作成:11,000円
申請代行:5,500円
実費 :2,700円
合計 :19,200円
上記の報酬で承ります。書類を既にお作りいただいている場合は11,000円はかかりません。申請受領代行実費込みで8,200円で承ります。
車庫証明再交付の流れ
車庫証明の再交付は、下記の流れで受けます。
交付申請の時と全く同じ流れになります。後ろに車検がなければ有効期限がありませんが、車検がある場合は車庫証明取得から車検の間までに40日以上オーバーしないスケジュールで再交付申請してください。
手続きは代理人が行うこともできる
車庫証明は、委任状などを持って代理の方が申請を行うことが出来ます。
車庫証明は
- 郵送不可
- インターネット申請未導入
- 申請手数料払込は警察に直接
- 申請から数日後に交付
という制度になっておりますので、必ず警察に行かなければなりません。
申請から数日後に交付になりますので、平日の9時~5時で2回も警察に行かなければなりません。
車の買い替えや引っ越しは、一生に数度くらいしかないとは思いますが、このために半休や有給を使うのは面倒という場合なら代行を頼んで下さい。
車庫証明申請代行については、弊所は申請・受領代行のみ5,500円、書類作成から合わせて16,500円で行っています。下記の地域対応しております。
まずは下記メールフォーム、LINE、お電話等で「車庫証明代行依頼」と明記の上ご一報下さい。その際車庫の地域や希望納期等頂ければスムーズに対応させていただきます。