車庫証明って簡単なんでしょ?自分でやったら代行費用浮かない?
という話は昔から言われているのですが、この話は正しいです。
但しあまり正確ではありません。
- 車庫証明で浮く費用
- 書類を作って出して出来上がりを取りに行く手間
これらがありますので、書類は簡単に作れてもそれ以外の手間が多いのが実情です。
このITやDXと言われている時代に、車庫証明は郵送申請が出来ません。(一部オンライン申請には対応)
では、自分で車庫証明手続きをして、どのくらいの手間がかかりどのくらいの費用が浮かせられるでしょうか。専門の行政書士が解説させていただきます。
この記事を最後まで読むと、車庫証明のどこに費用がかかって、どれだけの時間または費用を浮かせられるかがわかります。
車庫証明手続きを自分で行うメリット
車庫証明手続きを自分で行うと、支出が実費(3,000円弱)のみで済みます。
大阪の場合は2,700円です。
- 書類を作る
- 警察に持っていく
- 警察で受け取る
手順としては上記3ステップです。
ディーラーさんによっては「車庫証明自分で取るので代行料負けて下さい」という交渉が可能な所もあります。ただし、売上の事情から、断られる場合もありますので注意です。
車庫証明手続きを自分で行うデメリット
- 自力で書類を作るので時間が少しかかる
- ディーラーさんによっては車庫証明はお客さんにさせない所もある
- 平日の昼に2回警察に行かなければならない。
という所です。シフト制で平日が普通に休みになる仕事の場合は自分で申請することもメリットが大きいです。
月金9時5時の仕事だと、有給まで取って自分でするのは考えものです。
書面の内容としては、特に難しい所はありません。車と車庫の仕様さえわかっていれば全部埋められます。
車庫証明を代行依頼するメリット
自分はほぼ何もしなくてよく、場合によっては有給や半休を2回も取得する必要が無くなります。
買ったのがディーラーさんの場合、そのまま頼むと書類を作ってもらえます。
引っ越しや名変、車庫の変更等ディーラーさん絡まない場合は行政書士に依頼することも出来ます。
車庫証明を代行依頼するデメリット
代行を依頼すると費用がかかります。
ただ、費用以外のデメリットがなく、そこまで高額な代行費を取る所はディーラー、行政書士含めてありません。
2日間も有給は半休を取るよりは安く上がる場合が多いです。
車庫証明に必要な費用
車庫証明は、警察に支払う実費が必要です。警察に納める費用なので交渉してもこれだけは負けてもらえません。
「申請手数料または証紙代」「標章(ステッカー)代」がかかります。
大阪は証紙が廃止されましたので、申請手数料になります。
他県の場合は証紙を申請書に貼って出すような自治体がまだ多く残っています。
普通自動車の場合
大阪で普通自動車の場合、下記の手数料がかかります。
申請手数料:2,200円
標章代 :500円
合計 :2,700円
これについては警察に納める手数料になりますので、自分で行っても絶対にかかります。
一回目(申請)に行った時に2,200円、2回目(交付)に行った時に500円納めます。
軽自動車の場合
大阪で軽自動車の場合、下記の手数料がかかります。
標章代:500円
合計 :500円
軽自動車の車庫証明は、正式には「保管場所届出」となります。申請ではなく事後の届出になりますので、申請手数料が必要ありません。
2回目(交付)に行った時に500円納めます。
申請から交付までの期間
大阪の警察署の場合「中3日」「中4日」という場合が多いです。
1週間見ておけば確実に上がってきます。
申請をすると警察で交付日を書いた小さな紙をくれます。その日以降に警察に行けば交付されます。
軽自動車の場合、多少短縮される傾向にありますが、即日は出ませんので注意して下さい。
つまり、普通車でも軽自動車でも、平日のお昼に2回警察に行かなければ
普通自動車の車庫証明を代行する場合の費用
代行する場合、警察に支払う実費に加えて代行手数料がかかります。
弊所にご依頼頂く場合は下記の通りです。
車庫証明の書類作成から代行する場合の費用
書類の作成からご依頼頂ける場合は下記の明細です。
書類作成手数料:11,000円
申請代行手数料:5,500円
申請手数料 :2,200円
標章代 :500円
合計 :19,200円
※返送用レターパックが必要な場合は+600円となります。
申請受け取りのみ代行する場合の費用
ディーラー様、行政書士様向けに「書類は出来ている、申請代行だけやってほしい」という場合は下記の明細になります。
申請代行手数料:5,500円
申請手数料 :2,200円
標章代 :500円
合計 :8,200円
※返送用レターパックが必要な場合は+600円となります。
軽自動車の車庫証明(保管場所届出)費用の相場
書類作成から代行する場合の費用
書類の作成からご依頼頂ける場合は下記の明細です。
書類作成手数料:11,000円
申請代行手数料:5,500円
標章代 :500円
合計 :17,000円
※返送用レターパックが必要な場合は+600円となります。
申請受け取りのみ代行する場合の費用
ディーラー様、行政書士様向けに「書類は出来ている、申請代行だけやってほしい」という場合は下記の明細になります。
申請代行手数料:5,500円
標章代 :500円
合計 :6,000円
※返送用レターパックが必要な場合は+600円となります。
車庫証明をディーラー代行する相場は1万~3万
ディーラーさんに代行を依頼すると、書類の作成から申請の代行まで全部込みで1万~3万が相場と言われています。
ディーラーさんに依頼した場合も、ディーラーさん経由で行政書士に依頼が行くことになります。
弊所でも書類の作成から込みで承ると2万弱ですので、相場はそのくらいで考えておいて頂けると良いと思います。
車庫証明の流れ
車庫証明は下記のような流れになります。
普通車の場合、車庫証明を交付されたらそれを持って車検を行い、車の名義が自分の物になります。
軽自動車の場合は、車検が終わった後に車庫を届出るので車庫証明を取った後特にすることはありません。
大阪で車庫証明交付の為の必要書類
下記の書類が必要になります。
- 自動車保管場所証明申請書
- 保管場所標章交付申請書
- 保管場所の所在図・配置図
- 使用の本拠が確認できる書類(運転免許の写し等)
- 委任状(自分で行う場合は必要なし)
- 自分の土地の場合:自認書
- 借りている場合:保管場所使用承諾書
車庫が決まったら書ける書類ですが、賃貸の場合の「使用承諾書」については、不動産屋さんや大家さんに頼むことになるので、少々時間が必要になります。
それ以外の書類については、押印廃止の流れでエクセル等で作った書類でもOKです。
普通車の車庫証明の書き方、記入例はコチラ!
軽自動車の車庫証明の書き方、記入例はコチラ!
手続きは代理人が行うこともできる
車庫証明は、委任状などを持って代理の方が申請を行うことが出来ます。
車庫証明は
- 郵送不可
- インターネット申請未導入
- 申請手数料払込は警察に直接
- 申請から数日後に交付
という制度になっておりますので、必ず警察に行かなければなりません。
申請から数日後に交付になりますので、平日の9時~5時で2回も警察に行かなければなりません。
車の買い替えや引っ越しは、一生に数度くらいしかないとは思いますが、このために半休や有給を使うのは面倒という場合なら代行を頼んで下さい。
車庫証明申請代行については、弊所は申請・受領代行のみ5,500円、書類作成から合わせて16,500円で行っています。下記の地域対応しております。
まずは下記メールフォーム、LINE、お電話等で「車庫証明代行依頼」と明記の上ご一報下さい。その際車庫の地域や希望納期等頂ければスムーズに対応させていただきます。