車検証を書換えるタイミングはいつ?

車を持っている人には身近ですが、持っていない人にはよくわからない車検証。

持っていてもあまりまじまじ見ることが無いかも知れないです。ただ車に積んでいるだけなんてこともよくあります。

車検証は、面倒ですが事あるごとに書き換えなければならないです。

  • 車検を受けた時
  • 引っ越した時
  • 名義が変わった時

上記が車検証を書き換える代表的なタイミングです。

これらを書き換えないまま車を走らせると罰金なども絡んでくるので、必ず書き換えましょう。

この記事を最後まで読むと、車検証に何が書いてあるか、いつ書き換えれば良いかがわかります。

弊所では、車検証の書換を¥5,500~で承っています。「車検証書換代行希望」と下記LINE、お電話などでご一報下さい。

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車検証はかならず携帯しなければならない

車検証は必ず車に乗せて走る、車検シールはかならず所定の位置に貼ることが義務付けられています。

守れていないと50万以下の罰金になる可能性がありますので、かならず守って下さい。

例えば車検証の書換中の間に警察に捕まって「今書換中なので持っていません」だと罰金対象です。

書換等で車に車検証を積んでいない間は車を走らせないで下さい。

道路運送車両法第六十六条 自動車検査証の備付け等
 自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。

道路運送車両法より抜粋

車検証はどこで書き換えるのか

大阪自動車登録管轄地図

各地運輸局または自動車検査登録事務所で書き換えます。

大阪の場合は下記の3箇所です。

  • 大阪運輸支局(大阪ナンバー)
  • なにわ自動車検査登録事務所(なにわナンバー)
  • 和泉自動車検査登録事務所(和泉・堺ナンバー)

堺ナンバーも和泉事務所で登録します。

大阪の場合は右図のように4つのエリアに分かれます。

加えて下記の場合は、ナンバープレートの交換も必要です。

  • 他県から大阪に転入してきた
  • 大和川を超えて引っ越した
  • 大阪市内へ転入
  • 大阪市内から別の市へ転出
  • 堺市へ転入
  • 堺市から他の市へ転出

弊所では、運輸局や検査登録事務所で車検証の書換代行を¥5,500~で承っています。「車検証書換代行希望」と下記LINE、お電話などでご一報下さい。

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例外除いて車庫証明は大体必要

下記の場合は車検証の書換のために、車庫証明が必要な可能性が高いです。

  • 売買や譲渡
  • 引越し
  • 使用者変更

この3パターンの場合は下記の項目が変わる可能性が高いです。

  • 使用者の住所
  • 車庫の住所

どちらか、または両方が変わります。この場合車庫証明がないと車検証を書き換えてもらえません。

地元警察署で車庫証明の交付を受けて、必要書類と一緒に運輸局や検査所に持っていき、車検証の書き換えを行って下さい。

使用者の住所も車庫の住所も変わらないようであれば車庫証明は必要である可能性が低いです。

車庫証明の取得方法について詳しくはコチラ

書き換えないでもそのまま走れてしまうパターンが有る

引っ越して、引っ越した先でそのまま車を置けてしまうと、特に何も手続きしなくても実際走れてしまいます。

自分の買った家の駐車場とかなら要注意です。

月極駐車場を借りた等なら、大家さんから使用承諾書が出てくるのでそのまま車庫手続き→車検証書換手続きになります。

自宅の土地なら誰も何も言ってくれませんので、車検証も書き換えず、下手すれば前の土地のナンバープレートのまま走れてしまいます。

これは違反になりますので、自動車についても引越手続きを忘れないようにしましょう。車検など定期的に頼む地元ディラー又は整備屋さんを見つけてそこに頼むのが早いです。

短期単身赴任で住民票を移さない場合

短期単身赴任で住民票を赴任先に移さない場合でも、赴任先で車を使いたい場合は車検証の書換が必要です。

1年以内の単身赴任だと、住民票を赴任先に移す義務は発生しません。

ただ、赴任先で車庫を借りて車を置き、赴任先で使いたい場合は車庫証明を取って車検証を書換、プレートを赴任先のナンバーにする必要があります。

住所がなくても消印付きの郵便物や公共料金を払った証拠書類があれば住居として認められます。

車検証を知ろう

車を所有して間もない場合や、持っていない場合は車検証という物に馴染みがないと思います。

まずは車検証とはなにかを知るとイメージがしやすいです。

電子車検証のイメージ

下記のように従来の車検証に比べ、記載内容が減りました。細かい内容はこの車検証に埋め込まれているICチップに記録されています。

電子車検証の見本

※国土交通省のHPより抜粋

自動車検査証記録事項のイメージ

前述のICチップに記録されている内容については、しかるべき手段で確認することが出来ます。

  • 車検証読み込みアプリでQRコードを読み込む
  • 運輸局においてある機械にQRコードを読み込ませる

運輸局に置いてある機械にQRコードを読み込ませると、下記の様な「自動車検査証記録事項」がプリントアウトされてきます。

自動車検査証記録事項

※国土交通省のHPより抜粋

自動車検査証記録事項はICチップに記録されている全項目が書いてあります。

車検証記載欄全解説

普通車の車検証については、ICチップ記録事項含めて下記の記載欄があります。

最近車検証は電子化され、その項目のすべてが車検証には書かれず車検証に埋め込まれたICチップに記録されているだけになりました。

◯変更があった時に書き換える
△改造などがあったら稀に書き換える
✕変わることはない

で分けています。特に◯の欄が変わった場合は車検証の書換が必要だと覚えておいて下さい。

車検証の欄説明変更の可能性
自動車登録番号又は車両番号ナンバープレートの番号◯引越や売買などで変わる
車体番号フレームに刻印してある番号✕変わることはない
登録年月日直近の車検か車検証の書換◯車検や車検証の書換の度に変わる
初年度登録一番最初に車検を受けて登録した月✕変わることはない
車検の有効期限直近の車検から1年~3年◯車検のたびに変わる
使用者名車を使う人(名義人ではない)◯使用者が変わる度に書き換える必要あり
使用者の住所車を使う人の住所◯使用者が変わる度に書き換える必要あり
使用の本拠車を使う人の住所と大体同じ事が多い(住民票の住所等と違う場合)◯使用者が変わる度に書き換える必要あり
車名トヨタやホンダなどのメーカー名✕変わることはない
型式機種別の型式番号✕変わることはない
原動機の型式エンジンの型式△エンジン載せ替えなどで変わる
自動車の種別軽自動車 小型 普通 大型特殊✕変わることはない
用途乗用 貨物 特殊 乗合△構造変更などで変わる
自家用事業用の別自家用か事業用か書いてある△運送業に使うなどの時に変わる
車体の形状ステーションワゴン 箱型 幌型 車いす移動車等✕変わることはない
乗車定員最大乗車人数が書いている。△構造変更などで変わる
最大積載量貨物の場合は最大積載量が書いている。乗用は書いていない。△構造変更などで変わる
車両重量車のみの重量△構造変更などで変わる
車両総重量車をフル満載、フル定員にした時の重量△構造変更などで変わる
長さ車の全長△改造などで変わる
車の車幅△改造などで変わる
高さ車の高さ△改造などで変わる
前前軸重前輪タイヤの軸にかかる重さ✕変わることはない
前後軸重大型車で前輪が4つあるような場合に書かれる✕変わることはない
後前軸重大型車で後輪が4つあるような場合に書かれる✕変わることはない
後後軸重後輪タイヤの軸にかかる重さ✕変わることはない
総排気量又は定格出力リットルかワットで書いてある△ボアアップなどで変わる
燃料の種類ガソリン 軽油 電気✕変わることはない
型式指定番号車種に割り振られた番号✕変わることはない
類別区分番号車種に割り振られた番号の更に細かい物✕変わることはない
備考所有者名が書いてある◯名義変更時に書換必要

結論から言いますと下記の5パターンのタイミングには要注意です

  • 売買や譲渡
  • 引越し
  • 使用者変更
  • ローンを払い終わった
  • 車を改造した

5パターンについて、下記に詳細記します。御覧ください。

車検証を書き換えるべき5つのパターン

前項目では車検証に記載のある事項について説明しました。これに変更が加わる時には車検証を書換えると思ったほうが良いです。

譲渡や売買の場合

売買の場合は所有者、使用者の情報が変わるので車検証を書換える必要があります。

車屋さんを通しての売買の場合は車屋さんが手続きしてくれる事がほとんどです。

個人売買・譲渡の場合、自力で車検証書換手続きをしなくてはなりません。

前の持ち主の名義のまま乗ってしまうと、前の持ち主に自動車税の請求が行ってトラブルになる等の可能性があります。

引越しの場合

引っ越した場合は使用者の住所や車庫の位置などが変わりますので車検証を書換える必要があります。

引越の場合はちゃんと手続きをしないとそのまま乗れてしまいます。

何かあった時に警察に車検証をチェックされ、発覚したとなると余罪が増えてしまいます。

特に、近距離の引越でナンバープレートも変えなくて良いとなると、手続きしなくてもそのまま車に乗れてしまいます。

外観には問題がないので、車検証を見るまでは違反に気付きません。

使用者が変わった場合

車を使う人(使用者)を別の人にすると、使う人の住所や車庫の位置等が変わることになるので、車検証を書換える必要があります。

自動車は「持ち主」と「使う人」を別々に出来ます。

持ち主と使う人を分けるメリットは下記の通りです。

  • 使う人の家を本拠にしたい
  • 使う人の家の近くに車庫を借りたい
  • 使う人が自動車税を払いたい
  • 名義は変えたくない

会社で言うと、本社の持ち物の自動車を大阪営業所で使っていて、神戸営業所に移動させたい場合は、車検証の使用者を神戸営業所に変える手続きが必要になります。

ローンを払い終わった場合

ローンを払い終わったら、自動車の所有者を自分に書換える手続きをしなくてはならないパターンがほとんどです。

ローン支払い中は車検証は高い確率で下記のようになっています。

所有者:ローン会社
使用者:自分

所有者は車検証の備考欄に書いてあります。

ローンを払い終わると、ローン会社から「自分の名義に書き換えて下さい」という案内と書類が来ます。

ディーラーさんに持っていけば手続きしてくれます。

なお、ローンを払っている間に引越などしていなくて、住所変更がない場合は車庫証明もいりません。そのまま車検証を書き換えられます。

この場合、税金はすでに自分で払っていると思います。書き換えなくても直ちに問題は起こりませんので、書き換え忘れが起こります。

ローン会社さんからの書類は見落とさないようにして下さい。

車を改造した

車を改造して車検証に記載してある仕様に変更があった場合は、車検証を書換える事が必要です。

改造した場合は自動車工場が車検の手続きをしてくれる場合が多いです。

  • エンジンを載せ替えた
  • 外付けパーツを付けて寸法が変わった
  • 車高を変えた
  • 運送業をしたいから乗用から貨物に変えた
  • 車椅子を乗せられるように改造した
  • エンジンをボアアップした

上記のような場合は車検証を書き換えなければなりません。

勿論車検がちゃんと通る改造が大前提です。車検が通る改造の場合は車検を通して自動車の仕様を書き換える必要があります。

車屋さんを通さない手続きの場合は要注意

引越しや個人売買、ローン終了後の所有者変更等は、自動車屋さんが絡まないので自力で手続きをする必要があります。

販売店を通した売買や改造などは自動車屋さんが絡みますので、手続きはやってもらえます。

手続きを忘れていても、とりあえずナンバーは付いており車検証が搭載されているので、外観上の問題は発生しません、なので手続きを忘れがちです。

ですが、事故や違反等があったときに「車検証見せて下さい」となった場合、芋づる式に違反が発覚します。

そうならないためにも、引越した場合は車庫証明や車検証の書換を必ず行うようにして下さい。

自力で車検証の書換をしなければならない時は代行承ります。運輸局や検査登録事務所で車検証の書換代行を¥5,500~で承っています。「車検証書換代行希望」と下記LINE、お電話などでご一報下さい。

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まとめ

  • 車検証は事ある毎に書換える必要がある
  • 引越や個人売買、使用者変更は自力で手続きしなければならない
  • 販売店での売買や改造の場合は自動車屋さんがやってくれる
  • 忘れていて後日発覚の場合は罰則がある

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